キュアヘルツと放射線
キュアヘルツには遠赤外線放射率が高く、かつ、ラドン効果のある鉱石をパウダー化して練り込んでいます。ラドンとはラジウムより発生する気体の事を言います。
また、ラドンからは微量な放射線が出ています。
では、キュアヘルツからは放射線が出ているということでしょうか?
これについて、下記に説明致します。
身の回りにある放射線
私たちの身の回りには自然界からの放射線が存在しています。目には見えませんが、私たちの体は自然界から常に放射線を受けています。その量は、日本では年間約2.1mSv(平均値)です。
日本の国内でも住む場所によって年間約0.2mSv前後違います。また、外国では年間10mSvとなる地域もあります。世界の平均値は年間2.4mSvです。その他に日本人は医療で年間約3.87mSv(平均値)を受けています。
より詳しく知りたい方は下記も見てみて下さい。
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/digest/healthcare/pdf/Radiation_Around_Us_all.pdf
キュアヘルツの放射線
では次に、キュアヘルツからは放射線は出ているのでしょうか。
危険なものを取り扱う訳にはいかない為、専用の設備を持つセンターで調べてもらいました。
その結果、キュアヘルツからはバックグラウンド(測定環境)に比べて、0.02μSv/h多く放射線が出ていることが判りました。これは24時間×365日身に纏うとすると、約0.18mSv(175.2 μSv )多く放射線を浴びるということになります。
0.18mSv/年の放射線というのは安全なのか
日本人は平均で2.1mSv/年の放射線を浴びており、世界平均では2.4 mSv/年の放射線を浴びているという事は既に説明しました。
日本平均と世界平均で放射線量に差があるのは、地域によって放射線量に差がある為です。下記は世界の中でも放射線量の高い地域ですが、これらの地域で発がん性や健康への悪影響はありません。
地域・都市 | 線量の特に高い地域の人口 | 平均空間線量(最小・最大値) |
インド マドラス(現チェンナイ) 及びケララ州 | ~20万人 | 9.2 mSv/年 (5.2-32) |
ブラジル ガラパリ | - | 5.5 mSv/年 |
イラン ラムサール | - | 4.7 mSv/年 (0.49-610) |
イタリア オルビエート | - | 3.4 mSv/年 |
中国 広東省陽江 | ~100万人 | 2.3 mSv/年 |
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2013072900015/
また、日本国内でも地域によって放射線量には差があります。下記は日本の都道府県別の空間放射線量を記した図です。神奈川県が最低で0.81mSv/年に対して、岐阜県が最高で1.19mSv/年となっており、その差は0.28mSv/年となっています。キュアヘルツから出ている放射線量は0.18mSv/年であるため、この地域差より低いと言えます。
キュアヘルツの安全性について
さて、冒頭の質問に戻ります。
キュアヘルツからは放射線が出ているのでしょうか?
これに対しては、「出ている」というのが回答になります。
しかし、キュアヘルツから出ている放射線量というのは、極めて微量であり、これは神奈川県と岐阜県の空間線量差よりも小さい数値です。では、神奈川県民が岐阜県に行ったら被ばくすると言えるでしょうか?
答えは「言えません」ね。
キュアヘルツに練り込んでいるのは天然鉱石であり、ここから放出されるのは自然由来放射線と呼ばれる極めて微弱なエネルギーです。これは身の回りのどこにでもあるものですが、このエネルギーがほんの少しだけ周囲環境よりも多いものとご理解いただければと思います。
これらの事から、キュアヘルツは「安全」であると言い切ることができ、また、キュアヘルツから出ている微弱なエネルギーがあるが故にこれが生体を刺激し、バイオポジティブな効果を期待できる所以なのです。
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