温活とは

ハーブ 温活 健康を考える

温活の定義について

 温活とは、日常生活の中で体を冷やさないようにすると共に体を芯から温め、基礎体温を適度な体温(理想は36.5℃~37.0℃)まで上げる活動のことです。
体温を上げることで、冷え性や生理痛などの健康改善や美容効果が期待できます。
 体温が高くなると血行が良くなり、免疫力も高まります。また、質の良い睡眠がとれ、疲れにくくなります。 さらに、体温が1度上がると基礎代謝量は13%~15%上がると言われており、消費カロリーも増えダイエットにも繋がります。

 昔は平熱が37度前後あったと言われていますが、現代の女子は35度台である人が増えています。低体温になると血行が悪くなり、免疫力も低下、 様々な病気を引きおこす原因となります。婦人科系の疾患は低体温が大きな影響を与えているとも言われていますので、体温の低い方は温活を意識してみるのもいいですね!

20~30代の女性の冷えはストレスから。温活+リラックスをポイントに

【冷えの原因】


ストレスや緊張が原因の冷えが多く、指先などの末端の冷えに悩まされる人が多いのが20~30代。手足の冷えは、脳の機能を低下させて、さらに顔まわりにも影響してくるなど、顔のくすみや化粧のノリの悪さなども、手足の冷えが原因のことが多いと言われています。
仕事中は緊張感があるため、脳に血液が集中しやすく、手足などの末端には血液が巡りにくい状態になってしまうため、とくに働く女性はストレスから冷えている人が多いです。
本来は、夜になって仕事がOFFモードになると緊張感から解放されることが多いのですが、忙しい現代女性は、夜になってもOFFモードになれず、緊張やストレスが続き、冷えが悪化するパターンも多いと言われています。

【対策】


ストレスが原因の冷えには、末端を温めてあげるのと同時に、リラックスをして心身をゆるめることが大切。
たとえば、湯船にゆっくりつかる、好きなアロマの香りや音楽を楽しむなど、OFFモードになれる工夫をしてみましょう。平日に時間がない人は、休日は仕事を忘れてリラックスする時間をつくるのもいいでしょう。

【効果的な温め方】

とくに温めるといい場所は、手と足。湯船にゆっくり浸かって、全身を温めながらリラックスするのも◎。
仕事中、緊張状態のときも、手や足を温めて血行をよくするのはとても大事で、仕事の効率アップにも。カイロや温熱効果のあるソックスやタイツなどを利用するもおおすすめです。

40~50代の女性の冷えは内臓機能の低下から。腰やおなかを直接温めるのが効果的

【冷えの原因】

ホルモン量の低下も関係していて、内臓機能が低下することによって冷えが起こりやすくなります。20代のころと違って、末端の冷えよりも腰やおなかが深部から冷えるように。体が深部から冷えることで、新陳代謝や細胞のターンオーバーも悪くなるので、やせにくくなったり、肌にハリがなくなったり、美容面にも悪影響が。。。
また、ホルモンバランスの影響もあり、手足や腰やおなかは冷えるのに、頭や顔はポーっと熱く感じる「冷えのぼせ」の状態に悩まされる人も多い。

【対策】


腸の働きをよくするような、いわゆる「腸活」をすると効果的。体の中から温める根菜類を食べる、腸を冷やさない温かい飲み物を飲むなど、意識的に腸を温める生活をすると良いです。

【効果的な温め方】

腰やおなかを直接温めるのが効果的。冷えの自覚症状がなくても、ちょっとだるく感じるときには、おなかや背中を温めると元気になることも。

大きめのカイロをはったり、「あずきのチカラ」のような温熱アイテムを使うと便利。また、「命の母 カイロ」のような、よもぎや生姜から抽出した成分がほのかに香り、心が落ち着くようなカイロもおすすめだそう。
頭や顔がポーっとするときは、頭や顔を心地よく感じる程度に冷やしてもいいですが、こののぼせのような症状も、おなかや腰をしっかり温めることで解消できるそうです。

あずきのチカラ
命の母 カイロ

60代以降の冷えは、筋力の低下から。温めるのと同時に、運動も大切!

【冷えの原因】

60代以降になると、体の筋肉量がどんどん減っていきます。筋肉量が減って、代謝が落ちると、熱をつくり出しにくい体に。平熱も低くなり、一度冷えてしまうとなかなか温まりにくく、温まってもすぐ冷えてしまうようになってしまいます。

【対策】

まずは、適度に運動をして、筋肉量を落とさないように心がけることが大事。ウォーキングや山登りなど、自分が無理なくできる運動を定期的に行うのがいいそう。ゆっくり歩きと早歩きをくり返し行う、インターバル速歩もおすすめ。

【効果的な温め方】

腰やおなかなどの体幹を中心に、冷える場所を広範囲に渡って温めることが大切。ストールなどで冷え対策をし、大きめのカイロや、「肩ホットン」「腰ホットン」のような医療機器の部位専用温熱シートを使っても。

肩ホットン
腰ホットン

温活① 週3回の筋トレを習慣に

温活,スクワットする女性

筋肉を効率よくつける方法。それは下半身を鍛えることです!筋肉の約70%は下半身に集中しています。太ももやふくらはぎ、お尻などを意識して鍛えれば、体全体の筋肉量がぐんと増え、基礎代謝もアップ!筋トレが苦手という方は、思い切って日頃の行動の一部にしてしまいましょう!入浴前にスクワットをする、家事をしながらつま先立ちをするなど、自分の行動の流れにうまく取り入れてみてください。

温活② きびきび歩いて、“ウォーキング”

温活② きびきび歩いて、“ウォーキング”

食べ過ぎや飲み過ぎでなくても、生活習慣病を引き起こすことがあります。それは、運動不足により体が冷え、カロリーを燃焼できず栄養過多になってしまうから。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を、毎日の習慣にしましょう。気軽に始められるのはウォーキング。通勤時に一つ前の駅で降りて、呼吸を意識しながらきびきび歩けば、立派な運動になります。一日15分以上を目標に始めてみましょう!

温活➂ “発熱”食材を食卓に

ハーブ 温活

漢方の考え方では、食べ物は体を冷やす「陰性」と温める「陽性」に分けられます。陽性の食品を積極的に取り入れましょう。陰性食品は暑い土地の原産で、夏が旬。色が薄く、水分を多く含む傾向にあります。陽性食品は寒い土地の原産で、冬が旬。濃い色で水分が少なく塩気が強い性質があります。迷った時は、原産地で判断してみてください。

●体ぽかぽか、陽性食品

ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、 鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆、みそ、しょうゆ、シナモンなど

●カンタン!おいしくて温まるぽかぽかレシピ

<にんじんりんごジュース>

陽性食品であるにんじん2〜3本と、りんご1個をジューサーにかけて、朝ごはん代わりに飲みましょう。空腹時に飲むとより栄養をぐんと吸収できます!<しょうが紅茶>

しょうがには、血行促進、発汗作用、コレステロールの改善などうれしい効果がたくさん!しょうがをひとかけすりおろして、紅茶に入れて飲みましょう。黒砂糖やはちみつを入れてもOK。マイボトルに入れて持ち歩くのもおすすめです!

温活④ シャワーをやめて、必ず湯船に

温活,お風呂につかりましょう

体温を上げる最も簡単な方法。それは湯船につかること!汗がじわっと出れば、体温は約1℃上昇します。湯船につかれば下半身に水圧がかかり、静脈血やリンパ液が押し上げられ、むくみが改善。心臓に戻ってくる血液の量が増え、全身の血行がよくなります。内臓の働きも活発になり、代謝もアップします!ぬるめのお湯での半身浴は、さらに冷えてしまうこともあります。じんわり汗をかくぐらいの熱さの温度で、気持ちいいと感じられる程度の長さでつかるのがおすすめです。

温活⑤ 24時間・365日、腹巻きを

腹巻の女性,温活

お腹には大切な臓器がたくさん集まっています。そんなお腹を守ってくれるのが、“腹巻き”!お腹を温めると臓器の働きがよくなり、全身に温かい血液を送ることができます。体感温度が1℃上がるというデータも。日中も寝る時も、季節を問わず身につけましょう。冬はウール、夏はコットン素材など、季節や目的に合わせて揃えておくといいですね。シルクの腹巻も人気ですね。

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